腰の構造−基礎知識ー

腰痛 を理解するうえで、腰の構造を知ることは、とても重要なことです。構造を知れば、何が悪くて、何が良いのか?それが、おのずと理解できてくるからです。

腰は体の中心であり、何をするのにも腰の動きが重要になってきます。試しに、床に落ちている物を拾ってください。必ず腰を使ったと思います。逆に、腰を動かさずに床に落ちている物を拾おうとするのは、とても困難なことだと思います。腰を痛めることは、人間の動きのほとんどを抑制しなければならないことになります。

腰の構造である骨について説明していきましょう。腰(背骨)は一般的に、脊椎(せきつい)と呼ばれる骨で構成されています。脊椎は、30個の骨で構成されており、英語の「S」字のような形をしています。骨と骨は間接で繋がり、椎間板(ついかんばん)と言われる部分もここに存在します。椎間板は、振動を直接、体に伝えないようにするクッションの役割をしています。この椎間板に異常が発生すると、重い物を運ぶことはおろか、歩くことでも振動が発生し、体の中心である腰に痛みが発生するというわけです。

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