筋トレ−自己防衛ー

腰痛の自己防衛編の筋トレです。腰痛に筋トレは重要です。これは、現代医学でも、昭和50年頃から確立されている話です。そもそも、人間の体の構造や、進化の過程から考えてください。人間が4足歩行から、2足歩行へと進化した時点で、腹筋・背筋がさらに必要になりました。それは、腹筋・背筋で体を支えなければならないからです。体の構造を見ても、骨で支えてはいますが、より負担のかかる作業をする場合は、腹筋・背筋が重要です。

では、腹筋・背筋のそちらが特に重要なのでしょうか?それは、さまざまな意見があると思います。腹筋があれば・・・。背筋があれば・・・。と、結果的にどちらかを選ぶことはできません。それは、どちらもバランス良く鍛えなければならないからです。どちらかだけ、となると体が傾いてしまうからです。

■腹筋・背筋はどのように鍛えればよいのでしょうか?
ものすごく簡単な質問ですが、とても大切な質問です。答えは簡単。腹筋・背筋を行ってください。ですが、腰痛を悪くしてしまう腹筋があります。それは、仰向けに寝て、手を頭の後ろに組んでの腹筋です。これは、一番一般的な腹筋だと思います。この腹筋方法だと、腰に負担がかかってしまうので、腰痛の為に腹筋をするはずが、腰痛を悪くさせてしまいます。腰痛の人に対しての腹筋は「仰向けになり、片足を立てます。そして手を腰の部分に入れます。こうして腰をガードしつつ、胸と首を天井へと近づけます。これが、腰痛の人への正しい腹筋方法です。

鍛えるという考え方以外に、腹筋・背筋を鍛える方法があります。「鍛えないけど、鍛える」変な日本語になっていますが、その方法は、常に姿勢を意識することです。ほとんどの人は猫背です。それは猫背の方が楽だからです。では、正しい姿勢になぜできないのか?それは、単純に疲れること。それと、腹筋・背筋を使うから長くはできないのです。これを逆手に取って、常に意識をしていれば自然とある程度までは、腹筋・背筋がつきます。姿勢もよくなり、筋力もつく。一度は試してみてはいかがでしょうか?

筋トレには筋肉をつける目的と、腰周りの脂肪を減らすという目的があります。脂肪を減らすことで、腰への直接的な負担を減らせるからです。よく腰痛で病院に行ったら、医師に「腹筋と背筋が足りない」と言われることがあります。これは、腹筋と背筋を鍛えて、腰を支える助けをし、脂肪を減らし、負担を軽くするということを意味しています。腰痛と筋トレは、切っても切れないそんざいなのです。

基礎知識